2014年11月17日月曜日

まちのトレジャーハンティング@豊島区 報告会〜トークライブ

豊島区についてはその地名がこの土地と直接は関係ないこと、池袋の地名にまつわる新説、鬼子母神の祭りなどについてこれまで書いてきました。

今回いろいろなアイデアが出されたのですが、これまで私が述べてきた日本全体における基本的な位置を重ね合わせてみます。

くりかえしになりますが、水とエネルギーを含めた衣食住の再生産をある生態的な圏域で可能にしていくこと、これが地球上での限界経済、人類の生存経済の要であります。

その場合日本で必要なのはその土地の神々をシンボルとして再生させることです。

ゆるキャラや妖怪にその萌芽は現れていますが、土地と関連させたものとしては古事記における国津神と天津神(現在は天皇)の関係において国津神を復興させることです。

雑司が谷でいうなら鬼子母神という神がはっきりとありますが、豊島全体でいうと、巣鴨が中心でその要は十羅刹女、今の大塚天祖神社であることはすでに述べました。

豊島区を構成する巣鴨村、池袋村、雑司が谷村、高田村、目白村、長崎村、新田堀の内村 などのうち一番栄えていたのが雑司が谷の鬼子母神、巣鴨の十羅刹女となります。

神仏分離令で廃仏毀釈されましたが、戦国時代より仏教が天津神的位置におり、国津神が感化されたものと考えることができます。

さてこれは宗教的解釈を対立させるとやっかいですが、人類学的、神話的表象とみなすことができます。

十羅刹の復興および鬼子母神のブランチとして吉多明神を復興させることを提案するものです。


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