2014年4月25日金曜日

吉本隆明主義者の反知性主義


吉本隆明全集が出ます。吉本隆明全集、数奇な刊行 38巻、7年で完結の「常識外れ」:朝日新聞デジタル
問題は吉本を読まないことよりも、吉本しか読まない人間の反知性主義にあります。こうした人々はパワハラで目下に無理やり吉本の本を読ませたり、吉本の独自用語を使って説教したりして、結果的に吉本の読者を減らし、吉本が批判したマルクス主義者ならぬ吉本主義者となって、同じ悪行を重ねていくのです。

こうした意味では、吉本を読まない吉本批判は、吉本しか読まない人間よりましで、マルクスを読まないマルクス批判と同じくらいの意味はあると言えるでしょう。

 長期的にはこうした人々が消えてはじめて、吉本がそれとして読まれるようになると言えます。吉本が使ったマルクス主義批判の言葉を使えば、吉本主義スターリニスト、とでも言えるような人たちです。

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