2014年5月1日木曜日

江戸の白熊



乾いた街の片隅でお前は何を探すのか



江戸の黑豹、ならぬ江戸の白熊、のお話です。















ソメイヨシノの発祥地で知られる染井霊園は津藩藤堂家下屋敷でした。




















駒込から巣鴨の豊島青果市場にわたる広大な土地なのですが、ここで白熊
が飼われていたと記録にあります。

駒込駅の六義園前から続く道を駒込橋を渡って左側がずっと藤堂屋敷なのですが、
白熊がどこで飼われていたのか、その白熊はどうなったのかは記録にありません。

そこで旧藤堂屋敷跡を探ってみました。
 入って一番最初の左側の道あたりからもうずうっと左側が下屋敷です。広大すぎて
面倒くさいです。

途中で屋敷の門が移築されているところに寄りました。蔵は違うようです。



そこから染井吉野発祥の地たる染井村の鎮守によりました。植木屋、種屋が多く、

その名残は旧中仙道沿い(地蔵どおり)にあります。

気がつくと染井霊園の半分は屋敷です。広すぎて全くわからない 。藤堂家の半分の
縦と横の辺をなぞって終わってしまいました。

霊園に接する青果市場が屋敷の境なのですが、立て札があり巣鴨御薬園跡とあり、
小石川植物園のような江戸医学史の場所のようで、森鴎外の伝記ものに出てくる
渋江抽斎に関連するような渋江長伯という名前がありましたが調べても関連は出ませんでした。 

今回は屋敷の広大さと鴎外の史伝ものの事を思い出して終わってしまいました。
 次は別の角度からアプローチしていきたいと思います。

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