2014年5月7日水曜日

芥川賞作家は廃業する

詩人の荒川洋治さんはラジオでよくこういうネタを語るのですが、芥川賞作家のほとんどが廃業、あるいは転業していて、物書きとして残って食っているのはごくわずか、作家として残っているのは数えるほどしかいない、と言っていました。

荒川さん自身は確か早稲田の講師を学生が白樺派(いや、武田泰淳だったかな)さえ知らないということで限界を感じてやめたとおっしゃってましたが、名のある作家も大学教授としてしか食えなかったりします。

いろいろ考えるのですが荒川さんは個々人の背景にある文化資本というか、親が文学関係だったとか、本人がどこの文学部を出たとか問題にしてましたが、それはインプットまでの問題で、アウトプットと導線の確保が最終的にできないんじゃないかと思います。

 ある程度お客を集めて仕事を積み上げていく、そのサイクルが成立しないのだと思います。
「野ブタ。をプロデュース」というドラマと小説がありましたが、作家をマネタイズという導線がひけるかも知れません。

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